大きな痛みや副作用もなく、ムダ毛を処理することができる光脱毛。たった一度照射するだけでは効果はなく、個人差はありますが、数回は期間をかけて行わないと効果が出てきません。その期間の間はもちろん毛は生えてきます。光脱毛後に生えてくる毛は光の照射によって焦げてることから太くブツブツしてみえてしまいます。そんな時に毛抜きを使ってツルツル状態にしていませんか？実は光脱毛治療期間での毛抜きは絶対にNGなのです。

光脱毛前の毛抜き

光脱毛は毛根そのものにダメージを与え、徐々に毛根そのものの活動を停止させていく剃毛方法です。そのため、光脱毛前に毛抜きをしてしまうと、毛根に光を照射することができず、ダメージを与えることができません。個人差はありますが、毛抜きをしてからおおよそ３日～２週間低程度で毛根は復活し、毛が生え始めてきます。そのため、毛抜きをしてしまった場合は約２週間程度空けてから光脱毛を行うようにしましょう。

光脱毛後の毛抜き

光脱毛後は肌にダメージがある状態で、その時にさらに毛抜きでダメージを与えるのは危険です。それの影響で、

脱毛効果がなくなる

光脱毛を行うと毛根ダメージを与え、徐々に発毛のサイクルが狂っていきます。狂っていくと最終的に毛が生えなくなるメカニズムなのですが、光脱毛後に毛を抜いてしまうとそのサイクルが正常に戻ってしまい、脱毛効果がなくなってしまいます。サイクルが正常に戻ってしまった毛根に対しては再度一から光脱毛を重ねていかなければいけません。

施術期間が延びる

光脱毛は毛根にダメージを与える必要があります。そのため、毛が抜けた毛穴に対して光を照射しても意味はなく、効果がありません。ムダ毛が生えて毛根がある状況でないと光脱毛は効果はありません。

肌へのダメージ

光脱毛はレーザー脱毛は針脱毛と比べると痛みも少なく、副作用もほとんどないと言われていますが、肌には一定のダメージは与えられてしまいます。毛抜きの際には痛みを伴うため、弱い状態の肌にさらにダメージを与えるのは肌にとっては良いことではありません。

色素沈着の可能性

毛を抜いた場合、炎症性色素沈着と呼ばれる症状になる場合があります。特にこの色素沈着は肌にダメージがある状態で起こりやすく、光脱毛後は通常時より起こりうる可能性が高くなります。

もし毛抜きをしたくなった場合

光脱毛を完全に行うとしたら数か月の期間は必要になります。しかし、まだ完全に死に切れていない毛根からは毛が再度生えてきてしまいます。その場合はカミソリによる剃毛をしましょう。光脱毛は毛根を焼くため、毛先が焦げた状態になります。そのため、剃刀の刃が通りにくく、なかなか剃りづらいのですが、無理やり剃刀を強く当てたりせず、ある程度毛が伸びてくるまで待ってから剃るといいでしょう。