
イオン導入はエステサロンだけでなく、家庭用機器を使えば、自宅でも手軽に行うことができる最新の肌ケア方法です。イオンには導入だけでなく、導出もあり、それぞれで使う電極が違います。ビタミンC誘導体やプラセンタエキス、トラネキサム酸などの美容成分をより効果的に肌に浸透させるには、プラスとマイナスを正しい順番でケアしないといけないので、注意しましょう。
マイナス極の役割
イオン導入機のマイナス極は美容成分を肌に浸透させる際に左右する電極です。人の肌には微弱な電流が流れているバリアが張られており、外部からの侵入を防ぐ役割をしています。いくらビタミンC誘導体やプラセンタエキスを塗ったとしても肌の深層部分には浸透しません。このバリアはマイナスの電流が流れており、それに反発するマイナスの電極を当てることにより、一時的にバリア機能を停止することができます。
(参考画像:イオン導入器のマイナス・プラスの効果の違いについて)
これによって普段は角質層までしか浸透しない美容成分がさらに奥深くの顆粒層まで届きます。この浸透により、角質層だけに比べると約25倍の美容効果を得られると言われています。
プラス極の役割
イオン導入機にはマイナス極だけでなく、プラス極が付いていることが往々にしてあります。マイナス極が肌へ成分を送り込むのとは反対にプラス極は肌に浸透されている汚れを取り除く働きをします。プラスイオンの力で肌のマイナスの汚れを引き寄せて取り除くことができるのです。特に肌の角質層の下にある顆粒層にはマイナスイオン成分が多く、普段はバリアがかかっているため取り除くことができません。特に外気の汚れや排気ガス、タバコの煙などがマイナスの汚れで、これを取り除くことで透き通った肌を取り戻すことができるようです。
プラス極とマイナスマイナス極の正しい順番
結論から言うとプラス極⇒マイナス極の順番が正しい順番です。
マイナス電極は導入で、プラスは導出です。まず洗顔をし、肌をきれいにした状態で、まずはプラスのイオン導出で肌の汚れを取りましょう。先に導出を行うことで、その後の導入の浸透をよくすることができます。導入の際にはビタミンC誘導体やプラセンタエキス、トラネキサム酸などの美容成分をコットンに染み込ませながら導入してください。美容液の選び方ですが、無添加のものを使うようにしましょう。合成着色料や香料など余計な物質が入っているものを使ってしまうとそれらも一緒に浸透してしまうので、注意しましょう。
