セルライトができやすい人の共通項として、食生活の乱れとむくみやすい体質が挙げられます。現代人は特にしっかりとしたバランスの良い食事をとれない傾向にあります。そこで、今回はセルライトの原因となる食べ物と改善することができる食べ物を紹介していきます。

セルライトの原因となる食べ物

セルライトの原因は大きく分けて、脂肪と塩分の過剰摂取になります。

脂肪が付きやすい食べ物

脂肪が付く原因となる成分は、糖質(炭水化物)と脂質(脂肪)になります。特に糖質を摂取すると血糖値が上がります。血糖値が高い状態で、脂質を取ってしまうとその脂質を吸収しやすく、そのまま体脂肪になってしまいます。近年の外食にはこの２つを組み合わせた食べ物が多く、現代人が太りやすく環境にいるのは歴然となっています。例えば、焼き肉に行った際に、ご飯を食べずに肉だけ食べていれば、太りづらいのは、糖質と脂質の組み合わせを外しているからになります。

むくみやすい食べ物

セルライトの主な成分は脂肪ですが、むくみが原因ともなります。むくみの原因は塩分を多く含んだ食品で、食べると喉が渇きます。これは体内のナトリウム濃度を下げようとする調節機能の働きで、体内に水分が溜まりやすくなります。その影響で、ない内の過剰な水分が排出されにくくなり、その結果、むくみを生じやすくなります。

高塩分の梅干し、ラーメン、味噌汁、ハムなどは過剰に摂取しないようにしましょう。

セルライトを分解し減らすことができる食べ物

セルライトを減らすには上記のセルライトの原因になる食べ物の摂取量を減らしつつも、むくみにくい食べ物を多くとるのが必須です。むくみは主に身体の冷え、新陳代謝の現象、塩分の過剰摂取が原因となるので、これらを改善することができる食べ物を摂取するといいでしょう。

身体を温める食べ物

普段低体温症の人などはむくみになりやすく、体温を高める食べものを多くとるようにしましょう。ニンジン、カボチャ、タマネギ、レンコン、ゴボウ、ジャガイモ、自然薯、玄米、鮭、納豆、キムチなど寒冷地でも成長するような食品が身体を暖める効果があります。

また、生姜湯など温かい飲み物や日本酒などを適度に摂取すると効果的です。

代謝を高める食べ物

加齢と共に基礎代謝が低下していき、同じ食事量を摂取したとしても太りやすい身体になっていきます。その基礎代謝を高めるにはビタミンB、アミノ酸、ヨウ素を含んだ食べ物を食べると効果的です。

ビタミンBにはB1~B12など様々な種類がありますが、その成分を多く含んでいるものをビタミンB群と言い、主に以下のような食品に含まれています。

ビタミンB群を多く含む食べ物…レバー、青魚、豚肉、卵、牛乳、納豆など

アミノ酸を多く含む食べ物…豚肉、あじ、卵、牛乳、大豆、精白米、じゃがいも、キャベツ、トマト、リンゴなど

ヨウ素…昆布、ヒジキ、わかめ、青のりなど

塩分量を解消する食べ物

むくみの原因となる塩分を解消するにはカリウムを多く含む食材を食べると良いでしょう。カリウムには身体に溜まった塩分を体外へと排出する効果があり、普段の食生活で多くの塩分を取ってしまっている人はカリウムを含んだ食事と合わせると効果的です。

カリウムの多い食品をあげると野菜ならにんにく、おかひじき、ホウレン草、タケノコ、かぼちゃなど、果物ならドリアンやアボガド、魚ならさわらやかんぱち、まあじ、豆なら大豆や糸引き納豆、芋ならさつまいもやさといもなどをあげることができます。