冬場に起きやすい肌の乾燥。特にかかとは最も乾燥しやすいパーツの一部で、多くの人はカサカサ感やひび割れに悩んでいるのではないでしょうか。普段は靴下などで見えない箇所ですが、見ため的にも良くないですし、ひどい場合はひび割れて出血してしまいます。このまま放置しておくと加齢と共に角質層が重なり合ってどんどん悪化してしまいます。特に一度溜まってしまったガサガサかかとは保湿クリームなどではなかなか改善することができません。そこで、ウォーターピーリングを使って頑固なガサガサ感をなくし、つるつるかかとを取り戻しましょう。

かかとのひび割れやガザガザの原因

かかとのひび割れやガザガザになっているのは、皮膚の一番外側の角質層が厚く固くなってしまっている「角化症」です。その主な原因は乾燥、外部刺激、溜まった古い角質の３つです。

肌の乾燥

冬場は肌全体が乾燥しやすいですが、特にかかとは皮脂を分泌する「皮脂腺」がなく、自力で保湿をすることができません。普段は靴下や靴を履いていることが多く、蒸れて、湿気を帯びていますが、裸足のまま、エアコンやこたつなどの暖房機器の熱を帯びてしまうことで、乾燥しやすい状態になりやすいです。逆に日本の夏は湿度が高いため、角化症になりづらいですが、エアコンで冷房をかけ続ける環境では乾燥しやすい状況になるため、夏でもかかとが乾燥してしまうことが多くなっています。

外部刺激

かかとは身体の全体重がかかり、一日中大きな刺激を受けやすいです。かかとに負担のかかるバランスの悪い歩き方をしていたり、サイズの合ってない靴を履いていたりすると刺激から足を守ろうとして角質がどんどん厚みを帯びてきてしまいます。また、乾燥している肌は固くクッション性に乏しいため、刺激を受けやすく、さらに角質が厚くなる傾向にあります。

溜まった古い角質

肌の乾燥や外部刺激によって厚くなっていく角質は通常であれば、自然にはがれ落ちていきます。しかし、加齢と共に肌のターンオーバーが狂ってしまうと剥がれ落ちず、蓄積されていってしまいます。特に足は元々血液やリンパの流れが悪く新陳代謝が良くありません。そのため、歳をとると共にかかとが段々と固くなっていく傾向にあります。特に女性の方が男性と比べて代謝が良くないため、固くなり、ひび割れなどが多くなってしまいます。

頑固なかかとはウォーターピーリングで改善

このようにガサガサかかとやひび割れは乾燥や外部刺激、加齢によるターンオーバーの乱れによって症状が悪化してしまいます。特に一度古い角質が溜まってしまうと乾燥しないようにしたり、靴を変え、外部刺激を受けにくくしたとしてもなかなか治ることがありません。この症状を直すには、一度不要な角質を根こそぎ落とす必要があります。そこで、ウォーターピーリングを行うことで、ターンオーバーを正常化し、元通りのツルツルのかかとに戻ります。

ウォーターピーリングは超音波振動を用いて、水分をミスト状にし、古い角質を除去することができるスキンケア方法です。主に毛穴の奥の汚れや皮脂を取り除くために用いられていますが、このように角質ケアにも利用はできます。

ウォーターピーリングは主にエステサロンで行われますが、最近では家庭用のウォータピーリング機器も販売されています。家庭用機器の場合、エステと同じ効果にも関わらず、一回買い切りのため、低コストで角質ケアを行うことができます。

まとめ

現代人はかかとが乾燥しやすい環境にあり、多くの人が悩んでいるかと思います。乾燥対策や外部刺激対策をいくら行ったとしても改善できない場合は、ウォータピーリングを行う必要があります。