美容に効果絶大といわれているピーリング。一口にピーリングと言ってもケミカルピーリング、レーザーピーリング、ダイヤモンドピーリング、ソルト、クリスタル、etc.など様々な方法がありますが、一番ポピュラーかつ人気な方法が「ウォータピーリング」です。エステサロンや美顔器でもウォーターピーリングを使て美肌効果を得られたという人は多くいますが、中にはウォーターピーリングで肌トラブルを起してしまったという人も少なくはありません。このような話を聞くと、ウォーターピーリングは肌に悪いのではと考えてしまいますが、実際のところどうなのでしょうか？

ウォーターピーリングの原理をおさらい

すでにウォーターピーリングをしている人や下調べしている人にとっては当たり前かもしれませんが、一度ウォーターピーリングについておさらいしていきましょう。

加齢に伴う肌トラブル

肌の肌の汚れは加齢と共に増えていき、治りにくくなっていきます。元々人の皮膚の再生スピードはおよそ２～４週間で、ほとんどの皮膚細胞は入れ替わっていきます。これをターンオーバーといいます。年齢を重ねるとともに細胞の修復機能が低下していき、ターンオーバーのサイクルが乱れていきます。そうすると肌の角質や汚れ、シミが蓄積されていきますし、さらには化粧水や化粧品などの浸透が悪くなり、効果が得られなくなってしまいます。このように年齢を重ねるにつれて肌のターンオーバーのサイクルが崩れていってしまうのです。

ピーリングでターンオーバーを正常化

ウォーターピーリングでは肌の角質や汚れを取り除くことができます。細胞の修復機能は年々低下していき、若いころであれば、蓄積されないはずの肌の汚れがどんどんたまっていきます。その汚れは洗顔では取ることができない、毛穴に詰まった頑固な汚れです。

ピーリングはそれを人為的に剥がすことができるため、細胞の修復機能が低下していたとしても、若いころと同じような肌環境を保つことができます。良い肌環境だと化粧水や化粧品のノリも違いますし、実年齢よりも低い若々しい肌年齢を維持することができます。ターンオーバーが狂ってしまったため、蓄積された汚れは他にもニキビやくすんだ肌の原因となってしまいます。ウォータピーリンクはターンオーバーを正常化し、肌トラブルを解決することができる画期的な方法として今人気のフェイシャルケアとなっています。

起こりうる肌トラブルとは

このような年齢に負けない美肌を維持することができるウォーターピーリング。しかし、使い方によっては今までになかった様々な肌トラブルを引き起こす原因にもなってしまうのです。

ケアしすぎでビニール肌に

ピーリングによって角質が過剰に剝がれてしまし、ツルツルしすぎたビニール肌になってしまうのではないかという意見もあります。確かに頻繁にやりすぎることにより、古い角質だけでなく、新しい角質も取れてそのような肌質になってしまう可能性もあります。新しい角質は肌のキメやツヤを維持するためには必要な角質なので、角質が一切ないスベスベの状態は逆に肌に悪いと言えるでしょう。ビニール肌は見た目的にテカテカして、美肌に見えがちですが、実はもっとも肌の悪い状態です。そのまま放置しておくとニキビなどの肌トラブルに繋がるため、すぐに今行っているケアを中止しましょう。

乾燥肌になりやすい

使い方や体質によっては乾燥肌になりやすいとも言われています。ピーリングをした後の肌は、多かれ少なかれ肌へのダメージを受けている状態です。肌の質感がいつもと違う、乾燥するなどの異変を感じた場合は、肌が回復するまで、ピーリングを中止しましょう。すでに肌の古い角質は取れている状態なので、正常なターンオーバー期間の２～４週間期間を空け、再度ピーリンクを行いましょう。

このようにウォーターピーリングを行って効果を実感できない、もしくは逆に肌トラブルに繋がったという人の多くは、ウォーターピーリングを行ってのやりすぎが原因です。そのため、一度ピーリングを行った後は、肌は乾燥状態になるため、普段よりも念入りに保湿し。しっかり肌のケアを行いましょう。また、数日間、もしくはターンオーバー終了まで期間を空けてから行いましょう。即効性を感じたいのはもちろんですが、根気よく、長い目で見て、ケアを行っていくのが、美肌への近道です。

効果よくウォーターピーリングを行うコツ

このようにウォーターピーリングは効果は絶大なもののやり方を間違ってしまうと更なる肌トラブルを引き起こしてしまういわば、諸刃の剣のようなフェイシャルケアの方法です。しかし、以下の通り、使用方法を間違えずに正しく使えば、今までにないような美肌を実現することができるでしょう。

適切な頻度を守る

肌の再生にはおおよそ２～４週間かかると言われています。これよりも短い期間で行うと本来であれば、良い働きをしている皮膚も削り取ってしまいます。そのため、若い人なら2週間、すでに肌の老化を感じてしまうひとなら4週間低度開けてから行いましょう。すぐに結果はついてくるものではないので、気長に行う必要があります。最初は沢山やりたいと思ってしまうかもしれませんが、自分の肌のターンオーバーを意識し、適度にウォーターピーリングを行うのがコツです。

使用後のケアをしっかり行う

ピーリングは無理やり肌の角質や汚れをとるため、少なからず正常な肌も痛めてしまいますし、肌は乾燥状態になってしまいます。そのため、いつも以上にたっぷり化粧水と乳液で保湿してあげましょう。ピーリング後すぐに化粧をするのも肌には良くないので、1日化粧をしないような日に行うのがベストです。

まとめ

ウォーターピーリングは今ではエステだけでなく、美顔器としても発売しているため、手軽にできる分過度にピーリングしてしまう人が多いようです。しかしながら。このように適切な方法を守って行えば、副作用もなく、美肌を目指すことができます。コスパ良くウォーターピーリングを行うなら家庭用機器がオススメです。適度な頻度を守って、若々しい肌を目指しましょう！