イオン導入を行う場合、最もポピュラーな成分がビタミンC誘導体ですが、肝斑のような頑固なシミにはあまり効果がありません。そこで注目されているのが、医療機関でも利用されているトラネキサム酸です。一般の型にはなかなかなじみのない美容成分ですが、これをイオン導入した際の効果や副作用、また、皮膚科ではなく、自宅で手軽にケアできる便利な方法をご紹介します。
トラネキサム酸をイオン導入した時の効果とは？
肝斑や頑固な取りづらいシミに効くといわれているトラネキサム酸。この成分と効果について解説していきたいと思います。
トラネキサム酸って？
トラネキサム酸は元々は抗炎症薬や止血剤として医療現場で使われていた薬です。シミの部位は紫外線に当たっていないときもメラノサイトが活性化され続け、メラニンを生成し続けるということが発見されました。また、このような美白効果だけではなく、風邪などの喉の炎症を予防する薬や歯磨き粉にも利用されています。トラネキサム酸は医療機関だけでなく、市販でも購入でき、塗り薬と飲み薬が販売されています。
肝斑についておさらい
肝斑とは30~40代の女性に多くみられ、他のシミと比べるとなかなか治りづらいといわれています。特徴としては、左右対称に頬骨辺りに大きく表れ、輪郭がはっきりしないモヤっとした形をしています。肝斑は男性よりも女性の方ができやすく、女性ホルモンのバランスの乱れが一つの原因と言われています。シミ対策をしているにも関わらず、一向に治らない頑固なシミは肝斑かもしれません。
トラネキサム酸は肝斑に効果的
トラネキサム酸はこの肝斑の改善薬として効果が認められている成分でもあり、これを直接イオン導入することにより、飲み薬で摂取するよりも効果的に改善することができます。イオン導入は通常肌に塗っただけでは、浸透しない肌の深層部分に成分を浸透させることができます。イオン導入をした場合の成分の浸透効果はただ肌に塗った時の約25倍の効果があるといわれています。
イオン導入美顔器の仕組みとその気になる効果とは？トラネキサム酸は女性ホルモンに直接影響するのではなく、メラニンを作り出すメラノサイトにはたらきかえ、色素沈着抑制効果を発揮し、肝斑を改善します。一般的にシミは紫外線が原因と言われていますが、肝斑はこのメラノサイトが主な原因と言われており、トラネキサム酸はこのメラノサイトの活性化を防ぎ、シミの生成を抑制します。
トラネキサム酸を自宅でイオン導入する方法
イオン導入はエステサロンや医療機関だけで行うものだと思っていませんか？実は家庭用イオン導入機と市販のトラネキサム酸を組み合わせれば、自宅で手軽に行うことができるんです！エステサロンでのイオン導入は平均で4,000円～12,000円程度かかります。一方、家庭用イオン導入機の場合は、一回買い切りで5,000円～20,000円程度で購入することができます。イオン導入は週に数回行わないと効果が得られないため、予算に限りがある方やスケジュール的に通うことができない人にはイオン導入機がおすすめです。
その家庭用イオン導入機でおすすめなのは、イオンホットローラーです。
値段が安価なのはもちろんのこと、イオン導入だけでなく、美容液を肌に叩き込みやすい超音波高速パッティング機能が付いています。
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