最近では女性の脱毛はもちろんのこと、男性でも全身脱毛をしたりと、ムダ毛の処理が当たり前の時代になってきました。日本はそれでも世界的に見ても脱毛に関しては後進国で、海外では今ほとんどの人がムダ毛の処理を行っているようです。これから先、今まで以上に脱毛に関する需要が増えてくると思いますが、いくつかの方法のうち、手軽に安く行うことができるのが、光脱毛(フラッシュ脱毛)です。エステサロンの広告や脱毛器のほとんどが光脱毛(フラッシュ脱毛)によるムダ毛処理になっています。確かに価格も安くなり手軽に行うことができるようになってきた光脱毛(フラッシュ脱毛)。しかし、しっかりとした知識がない状態で行うのとそうでないのでは、違うと思いますので、仕組みとメリット・デメリットをまとめてみました。

光脱毛(フラッシュ脱毛)の仕組みとは？

光脱毛(フラッシュ脱毛)は医療機関以外で行われている脱毛方法で主にエステを中心として行われている方法です。方法としては光をムダ毛に照射します。ただの光ではなく、可視光線という光で、メラニン色素に反応してその部分を焼きます。毛はもちろん黒いので、可視光線が反応し、毛根まで行き届いて毛根そのものを破壊します。毛根が死んだ状態になるので、数日経つと毛が抜け落ちていき、毛がない、スベスベした状態になります。主に光を当てる前にジェルを肌に塗り、ジェル上から光を当てていきます。そのため、光からの熱をじかに感じることなく、火傷の心配がありません。

光脱毛(フラッシュ脱毛)のメリット

価格が安い

年々乱立しているエステサロンでの脱毛方法はこの光脱毛(フラッシュ脱毛)です。そのため、価格競争のためか、値段がかなり安くなっています。月単位で見ても1万円いかない程度なので、そこまでコストもかかりません。

手軽に行える

多くのエステサロンがあるため、通いやすいのももちろんのこと、家庭用の光脱毛(フラッシュ脱毛)器も多く販売されています。病院のレーザー脱毛はかなり先まで予約でいっぱいになっていることが多く、無制限といえども試行回数をこなすことができませんが、光脱毛(フラッシュ脱毛)なら自分のペースで何度も行うことができます。

短時間での脱毛が可能

光脱毛(フラッシュ脱毛)は照射範囲が広いため、一度に広範囲を照射することができます。そのため、レーザー脱毛と比較すると短時間で行うことができます。髭や脇だけだとほんの数分で終了してしまいますし、全身の場合も2～3時間で終了します。

痛みがない

レーザー脱毛やニードル脱毛は施術にゴムパッチンされるような痛みを伴います。その分、効果はあるのですが、全身や肌の弱い部分の場合、耐えることができない人も多くいます。光脱毛(フラッシュ脱毛)なら痛みがないため、痛みに弱い人にも安心して利用することができます。

また、痛みが少ない分、効果はレーザーと比べると弱いですが、火傷や腫れなどの後遺症もなく、お肌にとって優しい方法と言えるでしょう。

黒ずみやシミが消える効果も？

光脱毛(フラッシュ脱毛)の光は肌の黒ずみやシミを消す効果もあると言われています。肌の黒いメラニン色素に反応するため、実は脱毛以外にも効果があります。

光脱毛(フラッシュ脱毛)のデメリット

永久的な効果は得られない

光脱毛(フラッシュ脱毛)を続けて行えば、毛はほぼ生えなくなってきますが、半年から1年経過すると再度毛が生えてきます。毛根を破壊することは出来ても、レーザーに比べると弱いため、毛根の再生機能まで破壊することは難しく、定期的に行う必要があります。一度ツルツルになったからと言って油断しているとまた生えてきますので、要注意です。

脱毛のペースが遅い

レーザーと比較すると照射回数を増やさないとスベスベな肌にはなりにくいです。レーザーは6回程度受ければ、髭のような強力な毛以外はほぼ生えない状態にすることができますが、光脱毛(フラッシュ脱毛)の場合は、10回程度受けないといけません。即効性が弱いため、早くスベスベになりたい人には不向きの方法かもしれません。

産毛や白髪には効果がない

光脱毛(フラッシュ脱毛)は黒いメラニン色素に反応して脱毛していきます。そのため、産毛や白髪といった黒くない毛に対しては効果がありません。産毛は箇所によってしまうため、照射できない部分はしょうがないですが、白髪は加齢と共に増えていきますので、出来るだけ早い歳のうちに脱毛をしていくのが、ベストといえるでしょう。

色黒の人には利用できない

普段から日焼けサロンに通っていたり、日焼けしやすい環境にいる人には光脱毛(フラッシュ脱毛)は利用できません。光は黒に反応するため、肌が火傷してしまったり、延焼を起してしまう可能性があります。

まとめ

光脱毛(フラッシュ脱毛)は効果がある分、デメリットもいくつかあります。一度自身の環境や状態と相談して受けてみるのがオススメです。