ハイフ痩身は今口コミでも話題の新しい痩身術です。身体を傷つけることなく、脂肪を燃焼させることができるため、ハイパーナイフとも呼ばれています。ダイエットのように無理な食事制限なく、落とすことができるので、「リバウンドしづらい」と言われています。残念ながら今現在サロンでしか行うことができませんが、ハイフ痩身の効果について調べてみました。
ハイフ痩身の原理
ハイフ痩身のハイフとは「High Intensity Focused Ultrasound」の頭文字をとったもので、日本語では高密度焦点式超音波という意味になります。ハイフ痩身は特殊な超音波エネルギーを特殊なレンズに通すことで、超音波を一点に集中させます。小学校の実験であった虫眼鏡を太陽光にかざすと紙を燃やすことができる実験と同じ原理です。
集まった超音波エネルギーは約60度の熱量を発生し、脂肪にアプローチします。通常60度もの熱を当てると火傷をしてしまいますが、ハイフの場合、一点集中させる箇所を皮下脂肪のみにすることによって皮膚や脂肪以外の箇所にダメージを与える心配がありません。そのため、脂肪のみを純粋に落とすことができる画期的な痩身法といえるでしょう。
ハイフ痩身の効果について
ハイフ痩身は元々がん治療にも使われている最新の技術で、体内の狙ったがん細胞のみを破壊してしまうような正確性をもった技術です。一度付いてしまった皮下脂肪はなかなか落としにくく、それから派生して更なる脂肪を溜め込みやすい体質になってしまいます。ハイフなら直接根幹となる皮下脂肪を直接破壊することができるため、結果として痩せやすい身体を作ることができます。
身体に与えるダメージも少ないため、肌トラブルや脂肪吸引のようなダウンタイムも一切ありません。運動のようなナチュラルな脂肪燃焼でも落ちづらい頑固なセルライトにも直接働きかけ、破壊することができるので、今現在人気になってきています。
超音波を当てれば当てるほど、溶かすことのできる脂肪細胞の量が増えます。脂肪が消えていくサイクルとして
- 超音波を照射
- 脂肪を液化(乳化)
- 肝臓で分解
- 尿として対外に排出
という一連のサイクルを得て、効果を得られます。
このサイクルはおおよそ4週間～10週間かかり、最短でも1カ月、遅い人でも3ヵ月ほどで痩身効果が得られるでしょう。他のダイエット施術のように施術箇所以外の場所に脂肪を縮小、移動させるといった方法ではないため、リバウンドの心配もなく、脂肪の付きにくい身体にすることができます。
ハイフ痩身のデメリット
ハイフ痩身は上記のようにある意味、楽して安全に痩せることができる画期的な痩身術です。しかしながら、うまい話だけではないのが、世の常。いくつかのデメリットもあります。
値段が高い
ハイフ痩身には特殊な超音波照射機を使います。まだあまり浸透していない方法のため、この機器の買値が高く、その分他の痩身術と比べると割高となっています。大体1回のケアにつき、2万円以上はかかると思っていたほうが良いでしょう。
脂肪の厚さに条件がある
ハイフ痩身を受けられる条件として施術部分の脂肪の厚みが2.5センチ以上ないといけません。超音波を一点に集中させることにより、脂肪以外の部位を傷つけることなく、脂肪細胞を破壊することができますが、その一方、脂肪が薄いと他の組織を傷つけてしまう心配があります。元々太っている人には効果もありますし、施術をすることができますが、あまりに痩せすぎている人の場合は受けることができないので、サロンで一度相談して受けることができるかの確認を必ず行いましょう。
痛みと出血
脂肪吸引やマッサージなどの他の痩身術と比較すると痛みはほとんどありませんが、脂肪の深層に働きかけるため、術後の痛みや出血はないとは言い切れません。しかしながら、多くの人は痛みを感じることなく、施術を終えているので、あまり気にする必要はないと言えるでしょう。
まとめ
ハイフ痩身はキャビテーションと同じく身体を傷つけることなく、痩せることができる最新の方法です。そのため、値段も高く、エステサロンに通わないといけないのが億劫ですが、効果を実感できる人は多いでしょう。個人的には家庭用のキャビテーションマシンの方が低コストで同じような効果が得られます。ハイフ痩身でダイエットをしたいけれども価格的にもスケジュール的にもなかなか通うことができないという方にはキャビテーションマシンの利用をオススメします。
今回の記事でハイフ痩身の効果やデメリットをしっかりと把握し、あなたに合った痩身術を検討してもらえたらうれしいです。