セルライトができるのは、栄養バランスの乱れや脂肪分の取り過ぎなどもありますが、最もたる原因は冷え性による血行不良やリンパ流れが悪くなることです。本来ならば、排出されるはずの老廃物がそのまま体内に滞留してしまい、溜まった脂肪と結合してしまいます。そうしてできるのがセルライトです。特に女性の場合、体質的に冷え性による血行不良が起きやすく、セルライトは女性のお尻や太ももにつきやすいです。
このセルライトは触るとゴツゴツと固い感触ですが、マッサージを行うことで、柔らかくなります。しかし、柔らかくなっただけではセルライトは取れるわけではありません。
この記事の目次
マッサージでセルライトを柔らかくする
セルライトは普通の脂肪と異なり、食事制限や運動ではなかなか落とすことができません。そのため、セルライトを直接刺激し、落とす必要があります。そこで、最もポピュラーな施術方法はマッサージです。方法としては個人で行う方法とエステサロンで施術してもらう方法の2種類があります。
セルライトが柔らかくなった後に行ってはいけないこと
高カロリー・高塩分な食事
セルライトがほぐれている状態の身体は脂肪が燃焼しやすいと同時に吸収効率も良くなっている状態です。マッサージによって脂肪が燃焼している場合、身体から一時に脂肪がなくなるため、身体は栄養素を吸収しようと働きます。そこで、多くのカロリーを摂取してしまうといつもの食事以上にカロリーを脂肪として溜め込もうとしてしまいます。そのため、マッサージ後の数日間はできるだけ高カロリーの食事をとらないように心がけましょう。また、高塩分の食事を大量にとると身体全体がむくみやすくなります。むくんだ状態が続いてしまうと脂肪が溜まりやすく、また不純物が排出されにくくなってしまうので、更なるセルライトができやすくなってしまいます。
運動不足
過度な運動をしろというわけではありませんが、しなさすぎは脂肪を身体に溜めこもうとしてしまいます。そのため、出来るだけエスカレーターを使わないなどのちょっとした運動をする機会を増やすようにしましょう。
セルライトが柔らかくなった後はキャビテーション
このようにマッサージを行うことによって凝り固まったセルライトは一時的に柔らかくなります。しかし、柔らかくなった状態はセルライトが脂肪と老廃物が分離している状態です。その状態で、有酸素運動など脂肪の燃焼を働きかける行動をすると脂肪のみをなくすことができます。
ただ、マッサージですべてのセルライトを分解することができるかと言われるとそうではありません。そこで、キャビテーションを行ってからマッサージを行うようにしましょう。キャビテーションは特殊な超音波をセルライトに当てることによって、凝り固まった脂肪細胞のみを狙って破壊します。破壊された脂肪はそのまま、対外に排出されます。このキャビテーションを加えた状態のセルライトをマッサージしてあげることによって相互効果により、よりセルライトの除去を行うことができます。エステサロンのキャビテーションメニューには往々にしてマッサージも付いてくるのは、さらに効果を高めるためです。
まとめ
リンパマッサージを行うことにより、一時的にセルライトを柔らかくすることができますが、それだけでは完全にセルライトをなくすことはできません。それだけでなく、食事の管理、適度な運動、キャビテーションを組み合わせてあげることによって更なるセルライト除去を行うことができます。