
新しい痩身術として高い期待を持てるキャビテーションとハイパーナイフ。今までの痩身術と言えば、脂肪吸引からマッサージでしたが、この2つの方法は身体を傷つけることなく、直接脂肪にアプローチができるため、部分痩せにも効果を発揮します。
エステサロンのメインメニューにもなりつつあるこの2つの痩身術ですが、それぞれの違いと同時併用した場合の効果について調べてみました。
この記事の目次
キャビテーションとハイパーナイフの違い
キャビテーションとハイパーナイフは両方とも脂肪に働きかける痩身エステですが、その仕組みや効果は大きく異なります。
キャビテーションの仕組み
キャビテーションは超音波によって脂肪を分解させます。脂肪自体は膜に覆われている液体状の物質ですが、キャビテーションマシンから発せられる音波振動はその膜を破壊します。膜がなくなった状態の脂肪は液となり溶け出し、リンパや血液に溶け込みます。流れ出た脂肪細胞はそのまま肝臓まで運ばれて分解され、尿となった体外に排出されます。詳しくは以下の記事を見てみてください。

ハイパーナイフの仕組み
一方、ハイパーナイフはキャビテーションよりも強力な高周波を肌に流し、電気の力によって脂肪を温め、燃焼を促進する痩身術です。例をとってみると、電子レンジと同じ仕組みです。脂肪に含まれる水分を高速振動させ、その摩擦により、熱を出し、冷えて固まった脂肪を温めて燃焼を促進することができます。同時に身体が内部から温まるため、血行促進やリンパの流れの改善など肩こり、冷え性、むくみの改善効果も期待できます。
それぞれの違いを考察
キャビテーションの場合、脂肪細胞そのものを破壊するため、痩せるという効果から見るとキャビテーションの方が確実性があります。しかし、肝臓への負荷もかかるため、たくさんの頻度をこなすことができません。
一方、ハイパーナイフは脂肪の燃焼を促進させるだけなので、臓器に負担をかけることはありませんし、キャビテーションと異なり、頻度に制限がありません。ただ、燃焼を促進するという効果なため、確実性はキャビテーションよりも劣ります。また、キャビテーションと同等の効果を得たいのなら回数を多くこなさないといけないため、コストパフォーマンス的にはハイパーナイフの方が劣るといえるでしょう。
効果 | 身体への負担 | 回数 | |
キャビテーション | 脂肪を分解 | 肝臓に負荷がかかる | 週に1回程度 |
ハイパーナイフ | 脂肪の燃焼を促進 | 特になし | 週に1~2回程度 |
キャビテーションとハイパーナイフを同時併用した効果とは?
結論から言うと同時併用はOKです。どちらも同じ超音波を利用するという点では同じですが、超音波と高周波、脂肪を破壊することと燃焼させること自体が異なるため、それぞれが悪影響を及ぼすことはありません。むしろ、キャビテーションにより、脂肪を破壊させつつ、破壊しきれなかった脂肪をハイパーナイフで燃焼促進する同時併用する施術もあります。
それぞれ方法論は異なりますが、同時併用することで更なる痩せ効果が期待できるといえるでしょう。